契約更新月なので、携帯機種変をつらつらと調べてたメモ
当方、今月がいわゆる「縛りの外れる月」なのですが、一番いいなとおもってるXperia Z5 Compactが来月発売で悲しんでいる感じです。
まあ、ちゃんとしらべたら、誰でも割を今月中に解約しておけば、かなしまなくて済むっぽいので、月末に発表になるDocomoのNexus 5xとXperia Z5の価格を見てから考えようと思います。
その途中で色々調べた、誰でも知っているような事を自分向けにまとめておきます。
以下にウソがかいてあっても責任はとりません。私は勘違いで損するはずなので許してくれ。
私が何をしたいか
今もってる最新のAndroidが国際版Galaxy S3で、ROMを焼いて5.1にしてあるとはいえメモリ512MBはしんどい。そろそろ新しいAndroidがほしい。
普段から使うかはさておき、仕事では一個あるとたすかるし、MNPの割引が聞けば安く白ロムAndroidが手に入るのでは?という乞食精神である。
なので、MNPつかってもかなり高いなら(白ロムのAndroidを買った方がまだ安いなら)、MNPしないかもしれない。
すくなくとも、Galaxy S6はヨドバシですら一括0円である。仮にこれがしょうもなくても、売り飛ばすだけでも儲かるのでは?(乞食だ)
(ちなみに、機種変でもいいんだけど、機種変するならSIMフリー買った方が安くて満足度高そうだな…という印象)
先取りまとめ
新しめの機種をつかいつづけるなら、やっぱりMNPしたほうが得。
前提知識
現在の主要キャリアの携帯電話契約においては割引というものが前提となっており、一切使わない人はいないと思う。
その割引には二種類ある。
- 毎月の料金から割り引かれるもの
- 最初に一括で割り引かれるもの
ややこしくしているのが前者である。今回は24ヶ月で絶対に機種変をする前提で、毎月の料金から割り引かれるものも最初の契約時に割り引かれたとするグロス計算で考える。なぜなら24ヶ月たったら機種変したいし、携帯を手放す(所有しない)なんてことは考えにくいからだ*1。
auの料金プラン
私は今契約している携帯はauである。なので、auのプランを見てみる。*2
auで重要なのは「誰でも割」と「毎月割」と「購入時のショップの各種割引」である。
家族がいる場合にはそれに「家族割」が乗るが、家族連絡がLINEの人(私など)にはほぼ関係がない
誰でも割
これは24ヶ月継続契約を前提として基本料金の約1900円が約900円くらいになる割引である。
契約更新月以外に「誰でも割」を解約すると違約金9500円がかかる(いわゆる、2年に一度機種変の元の一つ)。通常、解除する理由はキャリアから抜ける時以外には見当たらないので、キャリアを抜ける時に発生する金額といえる。
ただし、前もって契約更新月に「誰でも割」を解除しておけば、いつでも違約金無しにキャリアを解約できるようになる(勿論月額は上がる)。
約900円が24ヶ月引かれる場合、24ヶ月で約21600円が引かれる。
毎月割
「携帯電話本体代金」に対する割引で、機種によって金額が変わる。つまり売れるものはあまり引かれないし、型落ちなど売れそうにないものは激しく引かれるのだろう(あんまり比較してない)。
割引額が最大24ヶ月間*3に分割され、毎月の支払いと相殺で支払われる。
途中解約での違約金はないが、毎月の分割値引きが途中で無くなるので結果的に割引額が減額される。また、携帯本体のローン(割賦契約)の残債はこの割引と独立しているので、解約時「減額された割引額+残債」が請求されるため、「見かけ上」結構な違約金にみえる事がある*4。
当然ながら期間終了後の更新は行われない。
わかりやすくするために24ヶ月グロスで考えると、Xperia Z4の場合は約3万が引かれる。
さらなるショップ関連の値引き(端末代金から最初に割り引かれるもの)
これはショップによってまちまちだが、
とかいった条件で発動する(MNPの話は後述する)
これが強まると、かの有名な「一括0円」等が達成される。「一括0円」とは、本体の代金が「初期の値引き」だけで0円に到達する状態である。
「実質0円」と「一括0円」の違いは本当によくわからんものだとおもうが、24ヶ月のグロス計算をするとわかりやすく以下の様になる。
#「実質0円」 本体代金 - (ショップの割引 + 毎月割) = 0円 # 「一括0円」 本体代金 - (ショップの割引) = 0円
つまり、毎月割のパワーをつかわなくても本体代金が0円になっている。この時「毎月割」は消滅するわけでなく毎月の料金の値引きとなる。
具体的には、上述の「毎月割」が3万となるZ4が仮に「一括0円」だった場合、「実質0円」よりも約3万円安い。
家族割り
一般的には、家族間国内通話が無料になるのが家族割りである。基本使用料の割引もあるのだが、誰でも割とセットで契約すると誰でも割の50%割引が優先される。
ただし、家族割りのみにすることもできる。その場合基本使用料が25%オフ、家族間通話が30%オフになる。
つまり、「誰でも割」が無い場合にかぎり、家族割りは毎月500円くらいの割引となる。
途中まとめ
ということで「2年に一度機種変」というのは、
- 毎月割
が大体24ヶ月で終わるので、24ヶ月毎に機種変するとオトクであるという事である。これはMNP以前の、あまりややこしくない時代の機種変事情とほぼ事情は変わらない*7。
「できるだけ新しい機種を買うつもりなら、買い換え続けるほうがサポート(毎月割)がとぎれないのでオトク」というやつだ。仮につかわないなら、月1500円のクーポンを捨てている計算となる(あくまでクーポンなわけだが)。
では、「誰でも割」の24ヶ月は無視してよいのか?というとそんなことはない、誰でも割は24ヶ月に一度しか解除できず、それ以外の月では約10000円がかかる。
逆にいえば、いつでも「誰でも割」は1万円で解除できる*8。
「携帯を持たない」なんて*9ありえないわけで、「誰でも割」を解除する機会がどこにあるのかといえばMNPだ。
MNPの場合
MNPが何なのかは説明しないが、MNPするとさらに「機種」が安くなる*10のは何となく知っている事だと思う。
具体的に、MNPの場合、auへの転入では上記例のXperia Z4の場合、「毎月割」がさらに2万以上優遇される。
具体的には
#新規あるいは機種変更だと 70200円が(実質)32400円(値引き額約4万) #MNPだと 70200円が(実質)10800円(値引き額約6万)
となっている(au オンラインショップ調べ)。
すごい、2万はでかいぞ!*11
MNP時のさらなるショップでの割引
前述してしまったのだけれど、前述のショップの割引はMNPが前提のものがすごい多い(というか、MNP無しだとほぼ無い)、それらは軽く数万乗ったりする。結果として、上限の一括0円をめざし、機種は安くなっていく。MNP最高、すごい。
iPhoneの下取り金額も、MNPの時だけさらに上乗せされたりする。MNPすごい、最強。
ところで、MNPは24ヶ月ぴったりでなくてもできる
「誰でも割」を無視すると?
そう、単純に、1万損する。24ヶ月の意味なんてそんなものだった。
しかし、たかが一万、されど一万。MNPで4万浮くのが3万になるのはやっぱりデカイですよね。
MNPの部分まとめ
つまり
- MNPすごい
- 24ヶ月を無視すると、ちょっと損する
ご存じの通り、ずっと是正勧告がおこなわれているようだが、まだまだMNPしたほうが(キャリアのオンラインショップですら)最低でも2〜3万くらい得になる。ということである。
あなたが「金をだして新しい機種に乗り換え続ける」人なら、やっぱりMNPしない理由があんまりないね。
勿論MNPでキャリアがかわると、キャリアメールとか、キャリアの品質とか、付帯サービス*12とかが気にはなるけど(あるいはならないけど)。
まとめ
現代、機種変をしない人は(仮に4年に一度機種変する人は)、4万くらいのクーポン券を失っている。キャリアを変えていいなら、さらに2〜3万「以上」のっかり、最低でも6〜7万くらいのクーポン券をつかっていない。
ところで、そのクーポン券の原資は、当然我々の月々の携帯料金からだが、割引前なら大体まあ7000円くらいが基本だと思う。これが24ヶ月で17万くらいである。どうだろうか。
今は本体価格がドンドンあがっていて、8万〜10万くらいするのが現代なので、いくら6万得するといっても(手数料やアクセサリまで考えれば)実際には(2年で)5万くらいはかかるわけである。
2年に一度、スマホを新しくすることに5万円の価値を見いだすかどうか?(4年以上機種変しない人はさすがにいないでしょ…)あなたはどうだろうか。私は意義がある。まあ、白ロム売ったっていいんだしね。
余談、完全に俺の場合
俺の場合なんだけど、俺が欲しいXperia Z5 Compactが今月出ない。しかし今月が契約更新月である。どうするか。
結論からいえば、今月中に「誰でも割」を解約するしかない。
そうすれば、月額が1000円くらい上がるけど、来月に解約しても、途中契約解除料金10000円はかからぬ。
この結論を導きだしたのが今回の自分のオチである。
ちなみに、au->docomoを想定しているので…
残念ながら、DocomoはまだZ5の価格が発表されてないけど、仮に定価93310円のXperia Z4の場合(なので、金額は当てにしてはいけない)。
機種変だと「月々サポート(auの月々割相当)」で-37584円され、「(24ヶ月グロスで)実質55780円」、
MNPだと、「端末購入サポート」と「乗り換えボーナス」というキャンペーンが別途あり、本体価格から最初に-74000程された後、さらに月々サポートが19000ほどついて、「(24ヶ月グロスで)実質0円」である。
勿論MNPするときは別途の手数料とか6000円くらいかかるわけだが、まあやっぱり45000円くらい差があるね、でかいね。
よーし(Z5や、Nexus 5Xが現実的な値段なら)俺はMNPするぞ!!!
余談、MVNOについて
で、まあ今はMVNO(格安SIM)の盛り上がりがありますよね。2000〜3500円くらいなので、雑にいってキャリアの半額である。
24ヶ月で雑にいえば、以下のような感じ
- 168000円(24x7000)
- 72000円(24x3000)
個人的にはMVNOをつかったっていいんだけど、どうしたって元キャリアの品質から下がる(通信速度など、実際差がないとは誰も言わない)のは気がかり。そもそもそんなにケチりたいわけでもないので*13。
仮に一番良いものであろうiijmioにすると3300円位。すると24ヶ月で約9万浮くので、「クーポン」との差を考えれば…2〜3万さらに安いは安いが、う〜ん。
思い切って2000円以下のキャリアをつかえば、料金差は大きくなるが、品質以外にもAPN周りの問題は闇が深そう*14。
あと、地味に大きいのが海外パケホの存在である。海外パケホは高いけど海外に到着して即日は結構便利、というのが個人的な意見である*15。
海外パケホ(の権利)と、主要キャリアの品質を24ヶ月2〜3万で買う(なら、まあ許せるかな〜)というのが現状私の中のスタンスなのだが、どうだろうか。
こちらからは以上です。
*3:ただし、一部機種では36ヶ月のものもあるらしい、最大とはなんだったのか
*4:一括で携帯本体を購入した場合には気付かないだろう
*5:多くの場合、iPhoneは下取りが可能なようである。たとえば、iPhone5くらいの機種だと、1〜2万くらいで売れる。白ロムショップに持ち込むよりも添付物などの条件はユルい(ただし、画面割れは一切不可)
*6:一部の独立系携帯ショップでは、複数回線一気にのりかえたときに激しい値下げが行われるので、キャッシュバック(つまり儲かる!)が発生する、MNPで金を儲けるテクの一種だ。なので、「弾」と呼ばれる、回線をいくつか保有するインセンティブがここにある…ようだ
*7:当時は1年縛りだったっけね…(遠い目)
*8:ただし、金を積めば1ヶ月やそこらでキャリアをMNPで行ったり来たりできるかというとそんなことはない…らしい、そこらへんはブラックリストという闇があるらしい
*9:私にとっては
*10:あるいは、別途のキャンペーンかもしれないが、24ヶ月でかんがえるかぎり、最初の値引きと等しく見える
*11:そもそも、この2万という額面も、MNPの時に『「誰でも割」の違約金+MNP転出時の料金』からでているんじゃないかとおもったりする
*13:今回MNPするのは、ある程度納得できる価格で、白ロムの新しいAndroid端末がほしい!という事が前提です