3DBENCH.EXE
なぜかわからないのだが、唐突に3Dbenchの存在を思い出し、うごかしてみたくなった。
ファイル名は3Dbench.exeでまちがいないとおぼえていたが、詳細がわからず、3dとかbenchとか、いかにも汎用的な単語でググっても簡単に辿りつけず。
こういう時はイメージ検索だ、人間大量の文章を見分ける能力は弱いが、画像認識の速度だけは遺伝子レベルで改良されている。
はてして「benchmark PC DOS 3D」というワードでイメージ検索でググったら下の方に出てきた。
上下にDuke Nukemやら、Dos/V Powerreportなどが並び、時代を感じる。*1
さて、見つけた画像をみればSUPER SCAPEの文字。その名前をたどると、まあなんかよくわからないサイト(リンクしないが、「Abandoned Zone」というものすごい名前のサイトだった)がヒットしDLできた。インターネットのアーカイブ性はすばらしい。
Infoseekなどのフリーウェブサイトが消えていくと、こういうものも消えてしまう。
代替エネルギーとかよりも先にこういった文化をアーカイブしてもらいたいものですね。
さておき、Windows7にそのまま動かしてみたが、残念ながら動作せず。
つーか素性のしれないExeを生実行とかうけるwwwウイルスとかはいってんじゃねーのwwwカスケードとか?ストーンとか?*2とか思いつつも、まあめんどくさいしどうせVmだからどうでもよい。
つーかそもそもこれ動くの…?16bitだよ…?*3とか思ったが、鬼の下位互換性を保つマイクロソフトを信じて、XPのVMで起動してみたところ、はたして普通にうごいた!(本記事トップの画像)。
当然ながら超高速過ぎて、FPSメーターはぶっ壊れている。
スクリーンキャプチャをいい感じに取ろうとしても、どうやっても狙えない、無理だ。
HAL、の文字が表示されるシーンでは、処理速度があがるのが記憶に残っているが、そういう次元ではない。
当時これのFPSメーターは486DX2あたりで20とか40とかだったと記憶している、このしょぼい3Dともいえるかいえないか怪しいものが、わりとカックカクでうごくのである。
一体今ならどれくらいのfps数字になっているのか、圧倒的に桁がたりなくて判断できないのが残念だ*4
90年頃は、秋葉原のどこのPCショップのAT互換機でもこいつがクルクル回っていた記憶があるなー。
CPUの高速さを自慢していた。当時はビデオカード、いやさVGAカードにはなんのアクセラレーション機能もなかったので、CPU性能だけが問題だった。
しばらくすると、さすがに飽きられて、三国志のファイナルファイトクローン(横スクロールのよくわからないゲーム)になっていたのがなつかしい記憶(こっちのほうが詳細しりたいが、正直名前をおぼえていないのでヒットしない…)。
最近俺も何回か行ったDos/VショップTWOTOPも名前がなくなったらしいし、もう90年台も、若い人から見れば戦後と大差ない話ですね。
うん、あーなつかしいな、なつかしかった、オチはないです。
おぼえてるよーって人はモニターの前で手でもあげておいてください。