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「Webサービスの作り方」とかを読んでWebサービスが作れない理由とは

出オチ

やる気の問題や!!!!

やる気が有る時とは?

支障がない時に、難なくアウトプットができている状態。

やる気が無い時とは?

時間も道具もあって特に何の支障もないのに、さらに重版までかかった「Webサービスの作り方」などという良書を読んでも、なんらアウトプットができない状態を指す。

四六時中そのことについて考えたり調べていても、アウトプットがなければそれはやる気が無いという。

アウトプットが重要だ

アウトプットが無いと完成しない。なにがどうあれアウトプットが100%ならできている。
品質がどうとか、そういうものは後からでもどうにかなる(特に、Webなら)。
アウトプットされていないものは永遠に存在しない。

しかしアウトプットはだるい

残念な事にアウトプットというものは本当にだるい、産みの苦しみとはよくいったもの。
なぜ神様はアウトプット時の脳内麻薬をもうちょっと多めにしなかったのか。

余談:インプットは麻薬である

基本的に好奇心旺盛だったり生産的な事が好きな人は頭が回っている状態が大好きだが(脳内麻薬とかでるので)、インプットでは簡単にそれが得られる。
すると、気付けばアウトプットの苦しさよりも、インプットの楽さにながれてしまう。動物は基本的に快楽を求めていきているわけでこれは道理。

すぐにSNSTumblrをみてしまうとか、それ自体に即問題があるとは言わないが、一定以上のインプットは、アウトプットの邪魔になる。
しばしばタバコを吸う人は休憩時間が頻繁であり生産性が怪しいとか言われるけど、あれと似た流れでSNS中毒は生産性にダメージ。
SNSって本当タバコ的な中毒性があるというか、仕事で頭ギリギリ言わせた後で、ふっとSNSににげるとパァーって楽になるんですよね…。


一度そこらへんの中毒になると、正直リハビリはつらい。なにかをやっていてもウッカリネットしちゃう。
本気でアウトプットの効率を上げたいなら多少ダイエットする必要があるだろうねー。


閑話休題

どうやってアウトプットを確保する為にやる気を確保するか

そもそもなぜアウトプットが苦痛なのか。

心理学とかでは色々研究されてそうだけど、個人的にはここら辺まとめると
・徒労への不安
・面倒くささ
かなと思いますね。

徒労への不安とは

これは中長期に関するハードルです。

「何かをやる→お金がもらえる(または、怒られずに済む)」
このような、ほぼ100%のリターンが約束されている事については、マットウな人間ならちゃんとやる。


しかし、ウェブサービスは単に作るだけならいいとしても、それが評価されるかはバクチもいい所。(ちょっと褒めて貰う、といったハードルなら低いが)

ゆーすけべーでさえ(さえ、というのが適切なのか、他にいい比較対象が居ないけど)大人数に知られた大ヒットは、知られぬ作品より数少ない。
Webサービスこれからつくるよ初心者マークな人が、一発で当てられるのはよほどの幸運がないとむずかしい(と、思われる)


また、自分の自信有る企画がそもそもウケないという不安もあるだろう。ちなみに私はけっこうある。
いずれにせよ報われないかもしれない不安は、結果、締切のある日銭仕事を優先させる。

面倒くささ

これは短期、直近に関するハードルです。

仮にコードに限って言えば、歌うようにコードが書ければまったく面倒臭くない。

面倒臭いとは、すらすらと作業ができない突っかかる箇所がどれだけあると想像できてメゲるか、または道のりが全く想像できなくてメゲるか、だと思われます。
残念ながら、これはもう自分ができるようにならないと、究極的には解決できない。いつかすらすらと出来る様になるし、道のりがみえるようになる。それを夢見て前進するしかない。

でもまあ、最悪他人にやらせる事だってできますけどね。

徒労への不安について

これは自信をもって言えるのが「自信の有り無しが成功失敗にはあまり関係しない」という事です。
さらにいえば、成功失敗をどこのタイミングでとりだすかにもよります。

成功スルまでやれば、成功しますし。
成功の前にやめれば、失敗します。
成功していても、失敗するまでやれば、失敗します。

もうどうしようもないので、成功するまでやればいいんじゃないですかね。

面倒くささについて

これはもう本当に自分がめんどうくさいとおもわなくなるしかない。

自分が苦もなくできるアウトプットをさがせ。苦もなくアウトプット出来る事は、おそらく自分の適性に近い所である。
Webサービスつくるぞ!」と盛り上がる前に、自分が何のアウトプットなら苦もないか、考えて見るのはどうだろうか。


今は非技術者でウェブサービスを志向する事も多くそう言う人なら、ウェブサービスの企画書をガンガン書く、というのも良いと思う。(妄想するだけでは、それはインプットの追憶でしかないのでダメ)
デザイナーならサイトのUI・UXや、デザインを考え続けるというのも良いと思う(なんとなくの落書きではなく、人に見せられる程度に清書出来る必要はある)

コードはかけないけど、HTMLなら…とか。HTMLはかけないけど、JSなら…とか。Rubyは無理だがPHPなら…とか。
そういった自分の一番好きな所を軸にできると、わりとアウトプットがはかどる。


それが世の中のレベルに達しているかとか、そういうことはどうでもよろしい、自分がやって苦にならない所をさがすべき。
ヘタに、「かくあるべし」にとらわれて、自分の「苦手な所」を中心に据えてしまって、その苦手のまわりをグルグルと回ったら苦行です。
得意な事を中心として、できるだけ苦手な事をヨソにおいておく、というのがとりあえずアウトプットを稼ぐ事においては重要なのではないですかね。
案外外堀がうまれば、内堀もうまるものだと私は思います。


それでいいのか?

本当に好きな事だけやってたら、当然完成しない、それでいいのか?という話も勿論あるのですが、

その断片の価値の可能性が相当に高いな、と、自分でおもえれば、割とやる気になれますし、自分が得意な部分を全力でやってその断片に価値の「可能性」がうまれなければ、果たして全体が完成したときに十分な価値があるか謎です。

後、価値の断片をみた人が、手伝ってくれる仲間になったりしますしね。

『なんか好きな事がみつからなかったんだけど』

貴方がウェブサービスつくりたい!という衝動があるのに、何もみつからないとは思えませんが(企画でもいいのですが)
もし本当になにもみつからないならご愁傷様です、それは平たく言って『作るのに』向いていないという事です。別に悲観することはないというか、それは割と普通です。


ウェブサービス」を手段としてビッグになりたいだけで、ウェブサービス自体には特に興味が無い、という人がそういう悩みを持つかもしれません。
「手段として、ウェブサービスを作る」を否定する気はまったくないですし、結果出てきた物が面白ければ、誰もが幸福なのでいいとおもいますが、制作者がダルいのについてはそりゃどうしようもないだろって話で、そう言う人はやはり根性でどうにかするしかないでしょう。
まあ、正直な所、苦行だとおもいますけどね…。


別の仕事で稼いで、パトロンになるとかどうでしょうね。
実際、飲食店などにおいてはそう言う事がけっこうありますよね、ウェブサービスでもそう言う形があれば面白いと思います。(実際すでにあるんですけど)

一人でやる事はない

なんというか、一人で全部出来ちゃう人が世の中にはけっこーいるようにみえますけど、実際には少ないです。
一人でやると色々とメゲる事が多いので、人を入れるというのはわるくないのです。幽霊部員でもいいので、いれてみてはいかがでしょうか。

まとめると

自分が苦なくできる事を把握して、それを中心としてやるというのが重要だと思いますよーというのがまとめ。

「あこがれる人がこういうスキームでやってた」とか、それが苦痛ならそんなのはとりあえず捨てるべきでは。

苦手な所は手を抜いたり、他人に依頼したりして、やる気を無駄にそがない工夫が必要だと思います。仕事じゃないならね。


苦痛になりそうなスキームやらなんやらは、本当に価値があればいつかは重い腰をあげてやらざるをえなかったりしますし、最初のウチはそこに拘らないようにしたいですね。だって、めんどいしさ。