uzullaがブログ

uzullaがブログです。

PHPerKaigi 2021 に参加しました!

PHPerKaigiもおわり、確定せずにいたが、大体確定したuzullaです、こんにちはこんにちは。

f:id:uzulla:20210404012900p:plain

このレポートはいちスタッフの主観によってかかれており、スタッフの相違や「イベント」の見解を述べるものではありません。

別に剣呑なことかくわけじゃないんですが、まれに、感想で「このイベントはこうなんだ」という話になると明後日の方向に話がいくのでかいてみました。

今回はトークを応募せず、ただただスタッフとして参加の予定でした。参加者的な参加でもなかったので、これはイベントレポートというか、私の個人的な日記ということでさっぴいてご覧ください。

なお、所々の写真は特に文脈を勘案しておりません。

三行で

  • コロナ時代のカンファレンススタッフは一周回って楽だな!(体的に)
  • コロナ時代のカンファレンスってむずいな!(オフラインを思い返しながら)
  • たのしかったな!もっと人と話したかったけど!

前日譚

どこまで話を戻すべきなのかなとおもいますが、去年のPHPerKaigiはリアルイベントでした。様々な空気感のあるギリギリの時代でしたね。あのわずか数日後、完全に日本も緊急モードだと定義され、あらゆるイベントが停止されたのは非常に記憶に強く残っています。

その時は「来年までにはおさまってるかねえ」などと話していたのですが、現状は見ての通りで、勿論開催にむけて色々進め始めたころには「オンライン一択」という感じでした。

主催の長谷川さんがその後オンラインイベントを別で開催していたので、レガシーイベントスタッフ人間としては、「ほえーすごいなあ、次世代だなァ。今年俺はスタッフやらんでもいいんちゃうかな?」みたいに思っていたのを思い出します。

色々と時間を飛ばしますが、トーク応募がはじまった頃は大分疲弊していて(今も少々疲弊しているんですがそれはさておき)、毎回トークをだしていた私が応募もせずにCFPが閉じられた瞬間を眺めていたのを覚えています。

さて、それはさておき、それの前からイベントの実務的なものが粛々と進んでいきます。長谷川さんとコアの皆さんは(いや私もコアなんですが)すでに他のイベント経験を活かし、粛々と進行表にある作業をすすめていました。私はいまいちやる気がもりあがらない状態ですが、なんかやるならやろうとそろそろとスタッフSlackを見始めたのを覚えています。

なにかノベルティでもやろうかなとおもったのですが、そこは他の方がやれるということで、さてついに手詰まりになりました。(もっとヘビーなタスクもあったですが、それをやれるほどには気力がついてこなかった)

f:id:uzulla:20210404013830p:plain

スタッフとして起動

そうこうして、開催が近づくにつれ、宣伝が課題となりました。宣伝をギリギリにやってしまうのは悪癖だといえるのですが、締切のあるタスク(や日常)と締切のないタスクだとどうしても前者が優先されるのは道理です。斧を研ぐのは後回しになるものです。

主催はさまざまな事に積極的ですので、Twitter広告なども打ってみていました。Twitter広告は面白くて、どのような人にみせるかという設定で「この人のフォロワーに打つ」という設定があります。で、だれにうつといいかね、みたいな雑談があったと記憶しています。あの人が有名だ、あの人もいいんじゃないか、様々な尺度で想像したり、実際にビッグ…ではないな、スモールデータ解析をして「面白いな〜」などとおもって色々考えたり、コメントしたりしていました。

そんな中、具体的にはなにがどうなってだったかちょっとおぼえてないんですが、「新しい人にも来てもらいたいよね、せっかくいつもと違うオンラインだし」などという話があったようななかったような、その流れから、私は前からちょっと思っていたこととして「そもそも我々が知っている人に打ったとしても、効果は薄いのではないか?」という話をしました。

この辺りの話は前のエントリに書きましたのでこまごまかきませんが、まあ新しい人達にリーチする必要があろうとなり、結果「初心者って、いま、駆け出しエンジニアってよばれているよね?」などとなり、あのプレイベントが実施されたりしました。これは(主観として)結構大変でしたね。結果としては意義があったとおもいます。

f:id:uzulla:20210404014714p:plain

動画チェック

あとは、今回オンラインで事前収録によるトークでした。皆さんがドンドンとトークをおくってくる、それを全部「目で」みる必要があります。切れてるとか、音がおかしいとか、画像がおかしいとかは自動チェックできないですからね。

で、この作業メチャクチャ大変なんですよ。他のリアルイベントでもYoutube公開されると大抵全部チェックする作業があるんですが、まあ本当に時間をつかうので、敬遠されがちなスタッフ業務です。 ただ、私はフリーランスなので、運良くこのタイミングで時間がありました、もうイッキ見です。結果として私はほとんどのトークを事前に見ることになりました、1〜2日で。これはテスト放送のネタに役立ったのですが、単純に目耳が疲れた。

そのような感じで、まあ色々やったので、スタッフとしてそこそこ色々やったな!という自己認識に至れました、よかった。

f:id:uzulla:20210404015512p:plain

ノベルティ着弾

さて、タイミング前後しますが、そうこうしているうちにノベルティが家にとどきました。皆さんのお家にもとどいたかと思います。Tシャツをみると脳が戦いを求め始めますがそれはさておき、やはりカレーに全部もってカレーたな〜〜というくだらないことを書く位カレーが話題にのぼりましたね。いや他のスポンサー様もありがとうございます、たとえばマスクはつかいましたし、ペーパーナイフは活用してます。

しっかし、ノベルティが「事前に」家に届くという体験はじめてです。結果としていえば、これすっごい楽なので、あらゆるイベントこれにならねえかな?まで思います。Tシャツとパンフは当日もってかないといけないけど、他は家においておいてもいいわけですしね…?カレーとか現地で絶対食えないし…。

イベントだ!

f:id:uzulla:20210404013155p:plain

で、まあ、あっという間に当日です。私は現場からは遠かったので、まえのりです。超!ひさびさに都心にきましたねー…。

ちなみに、今回スタッフはリモートOKでした。緊急事態宣言こそ明けているものの、大分どうしようかなーとおもったのを覚えています。なんせホテルは前々日にとりました。

というか、テスト放送以外は自宅からやろうかなっておもってたくらいなんですよね、私。まあ結果としては全部の日付参加しましたが。なんだかんだで人が動くときに「あっこの人コアスタッフだ!指示にしたがおう!」というアイコンとして自分はわかりやすいのだろうなと認識しています。

あれ、何の話でしたっけ、まあとにかく当日です。

f:id:uzulla:20210404014009p:plain

朝9時、オンライン・オフラインの会場を提供いただいたニコニコ動画の運営ドワンゴ様のセミナー室に集合しました。

さて設営だ!!いやその前に原状復帰のための写真だ!!などといってるうちに、普段のイベント設営の1/3くらいの手間で作業が完了します。クッソ重い什器の移動とかもなく、椅子と机を同じ部屋でうごかして、グリーンバックが設置され、主催やrelaさんの整備した放送設備がセットアップされていきます。

正直私することがありません。ということでテスト放送のスライド見直しなどをしておりました。

いい加減あきたころには15時くらいになり、もう本当にやることがなくなって「もう放送していいんじゃねえの?」「いや、システム的にできない、枠があるから」などとワイワイやっているうちに16時です。

f:id:uzulla:20210404013243p:plain

テスト放送中

ここからはまあ、当日見ていただいた通り(あるいはテスト放送も公開されるんですかね?まあとにかく)トークを行いました。

話がいきなり開催前にとびますが、「uzullaさんが登壇しないのはどうなんだ?」という(それもどうなんだ?)と言う話が主催から出ました。別に私が登壇しなきゃいけないということはないとおもいますが、行間を読むとわかる通り「賑やかし」が少ないなと言われれば理解できます。なにせ全部録画なので「オンタイムの空気による盛り上がり」もなにもない。

こういう時「ひな壇芸人」として力になるのは嫌ではないし、役立てるのは僥倖です、やりましょう、ということで爆誕したのが「テスト放送」という枠です。

突然1hの枠がわりあてられ、現場(イベントのHQとしての現場はありました)でなんかやる。これだけきまったので私はなにかやることを考えました。

今回テスト放送ということで、真面目なトークをやらないことにしていました。本気のトークやったらテストでもなんでもないし、「テストってきいたら真面目な話だった」というのはあまりよろしくない(ようなきがする)。まちがってウケたら「ちゃんと告知しなよ!」ということにもなりかねませんからね。

というところで当日に話を戻しますが、あえて作り込まない資料、結果として普段より作り込めない「ネタ」でとびこみました。

f:id:uzulla:20210404013915p:plain

ま、かといって面白くしないわけではない、話題としては面白いはずだと思って本人やっております。「明日役立たない情報」をバーンといきましたね。そこらへんは見ていただいた人の感想がそれぞれあるとおもうので、掘り下げはしませんが。

前半は「謎のニュースソースの話」後半は「全部(ではないが)のトークを見た俺の俺によるネタバレなしのオススメ!」ということをやりました。後半のほうが人がくるのではないかということで、前半が本当に投げネタです。そして最後、ちょっと余った時間で「Packagistガチャ」をしましたね。

まあ、「テスト放送@uzulla」というのを見て、「わかってる人しか時間どおりにはこないやろ」とふんでおり、前代未聞のゆるさでやってみました。ブルーバック(ブルーではない)で画面に飛び込めるのは楽しかったですね、キャッキャッ!!

たとえば初手、特殊なグリーンバックに透過するマスクをぶん投げるというネタをやりましたね、あれもうちょっと後でやる予定だったのだが、「グリーンバックで抜ける養生テープ」というやつの根性がたりず、マスクがいつ事故崩壊するかわからんかったので初手で強化装甲パージしました。やはり小道具はもっと時間をかけてつくりこまなければならない。

f:id:uzulla:20210404012559p:plain

実は緑の服も持っていっていたんですけど、「上手く抜けない」という理由でボツった。これまた「これくらいの色の服ならぬける」というのが事前にしらべきらなかった甘さですね、段取り9割、私は今回段取りがすくなかったことを素直に認める次第です。

f:id:uzulla:20210404015158p:plain あと、ノートPCをかかえてやるわけにもいかないので、愛用しているエレコムのワイヤレスキーボードをクリッカー(ページ送りリモコン)としてもっていった、これはなんとなく小道具にもなったのでよかった。全身うつしながらトークとか普通やらないので、でかいキーボードを持ってるのはダイナミックさにつながったのではないか。

(まあ、そんな完全なる自己満足の段取りは皆さんにわかる必要はないのだが…)

f:id:uzulla:20210404015902p:plain

しっかし、ニコ生でコメントを拾いつつスピード感あるトークをするのはマジむずかしいですね。当たり前だが、ニコニコはコメントが流れます、それはたのしい、しかしそれを拾うのは大変。入力する人もタイピングしなければならない。

ということで、私の「変なローディング画面みたいなムーブ」につながっていきます。どう見えるのかさっぱりわからなかったので、ポーズはあの場できめた苦心の作戦です。画面で人間がへんな動きをしているのはたのしいはずなので。俺をクリックして「お前の消し方」を検索するのはやめろ。

f:id:uzulla:20210404013940p:plain

あと、遅延はありますねー、いやすごくあるわけではないんですが。 持論なんですが「ネタ」をふると、敏感な人から0.3〜0.5秒くらいで笑いというものはおきます。そこから1〜3秒継続します。これは声にかぎらないというか、みなさんの顔をみればウケたかわかります。

逆にいえば、リアルの登壇では「0.3秒で『笑い』がなければ、滑ったと判断」して、笑いへ追い込むか、流すかできます。しかし、笑いがくるかどうかわからずに1〜2秒待つのはメチャクチャに難しい、マジで。 まあー決めポーズでとまっていてもいいのだが、今後の課題である。(課題とは???)

本編のトークは事前収録であったので、「サブコメンタリーというスタイル」が今回あったが、放送であればそれでうまいこと救っていけるのかなとおもいました、いつかは俺もやるんだろうか事前収録。

でも、0.3秒で拾えないとか真顔で文句言うのは俺だけでしょうし、一瞬後には画面のむこうからなんらか反応がくるので、概ねちゃんと皆さんの「顔」を見てできたかなと思っています、実際それは面白かったですねー。

最速で出番完了、そして…

f:id:uzulla:20210404012808p:plain

で、テスト放送が終わりました、つまり俺の初日がおわりまして、俺の仕事は終わりだ!!!!

…とおもってたんだけど、ここで「アンカンファレンス」のブッコミが来ました。スタッフにも隠しダマ、One more thingをやってくる長谷川主催おそるべし。

ちらっと説明しておくと、イベントサイトのタイムテーブルから登録すると、イベント参加者がはいれるzoom部屋ができる、そこで登壇(?)ができる、勿論双方向で会話もできる。自由にトークして!というものです。勿論タイムテーブルにも掲載される公式な「トラック」ということになります。説明終わり。

「お題がないと会話開始できなくない?」というのが長谷川さんの論で、「DiscordみんなMuteやんけ」って単純に思っていただけの私からすれば、それメチャクチャ面白いな!!流石長谷川さんやんけ!!とおもったので、全力でサポートしていくことにしました。

ただ、突然追加された機能なので当然俺も使い方わからないし、ぶっつけ本番なのでうごくのかどうかもちょっと不安。つまり「(この機能を使った)アンカンファレンスとは?みんなで考えよう!」というところからやらないといけなかった。

f:id:uzulla:20210404014450p:plain

なので、どうせだから懇親会仕立ての「アンカンファレンスについてのアンカンファレンス」をつくり、トラックを作るというのはハードルがたかそうだなとおもって勢いで「オジサンテックトーク」などという最悪の枠をボムってハードルをさげまくってみた。

(私はパブリックエネミー…ということはないが、「野良の自由人」、つまりは見えているマトであることは期待されている…とおもっているので、こういうムーブしても丸焼けは俺一人で済むだろう…まあ、もうそろそろそういうズルはゆるされない時代になりつつあるが…)

なんやかや、たきつけたりお願いしたり、感化されたりでその後アンカンファレンスが(いくらかは私のおかげであってほしいが)ちゃんとうまっていき、2トラックのイベントが実質3トラックのイベントになったのはとてもよかったと思う。

一つ言えるのは、夜の懇親会兼用のアンカンファレンスで、コードをリアルタイムに編集する画面共有をみながら、結果皆で犬の写真を見まくるイベント等が発生したのは本当に大層笑った。ああ、これは「俺の求めていた」カンファレンスだなあ〜と思った。

最終日

で、いきなり最終日に飛ぶ。

f:id:uzulla:20210404013433p:plain

…というか運営としてやることがなかったのだ。そして俺は(前述の通り)トークを全部みちゃっていたので、アンカンファレンスにいりびたっていたのだ。

(あ、そういう意味では、77webさんの、アンカンファレンスでSymfony/Pantherの話はめっちゃよかった。っていうかおもしっろーってなった。)

普段、「地回り」と称してウロウロしたりするのが私の仕事だったりするのだ。なんなんだそれはといわれれば、落ちてるゴミをひろったり、困ってる「スタッフ」を助けたり、迷い込んできた親子を案内したり(本当にあります)、落とし物をとどけたり。

ドンドンと発生するインシデントを解決するというタスクがあるのだ。かっこよく言えば遊撃とかいうのだが、つまりは「自律的な判断のできる雑用」である。

たとえば会場の人との折衝は大変な仕事である。私はいつも会場に対してものすごく、ものすごく、周りにはパラノイアと言われるほどに神経を使っているのだが、(次回、いや、他人のイベントが「この会場」を将来借りるときに変な先入観をもたれないか、そういう意味で後を濁すことができないと考えている)

ぶっちゃけ今回は実質スタッフに会場のドワンゴの方がいたのでコミュニケーションコストゼロ。異常に楽、もう毎回これでいいんじゃねえかな?いやだめだみんなオフラインやりたいっていってるし。いや本当にドワンゴ様には大変にお世話になりました、ありがとうございました。

f:id:uzulla:20210404020011p:plain

あとはスタッフしかいないから、迷い込む人幼稚園児もいないし、落とし物の調査もない。落とし物は軽く考えられがちだが、あれもちゃんとするなら扱いが非常に大変なのである…。警備員の人と仲良くなっておくなどが必要などある…まあこれはどうでもいいな、終わり。

とにかく、オンラインカンファレンスになった結果、重い物や汚れものを移動したりしなくていいし。「特技は大量のゴミを大勢のスタッフと軽トラの業者と協力し、速やかに処分することです!」とかいう人間はやることがなくなったのだ。

勿論、その代わりにイベント運営的には動画配信という大変な作業が発生しており、それのコアをやっていたrelaさんが大変そうだった…いや正しく言えば、例年大変そうなのだが…今年は相対的に大変そうだった。

f:id:uzulla:20210404013711p:plain

個人的には(主催を除けば)relaさんがMVPだとおもう。動画担当は、参加者全員に本当の意味で価値をとどけていたわけでハンパねえです。俺にはまだできないことだ、尊敬する。 その次はAsk the speakerをまわしていたスタッフのみなさん、あれもなんだかんだ話回すの大変だよね、おつです!!!

…というような現場であったので、あっさり撤収完了し、PHPerKaigiはスムーズに閉幕。なんかしらんけど知らない内に22:45からアンカンファレンス会場で蛍の光をうたわないといけないらしかったし、無限打ち上げみたいなものもなかったので、身体が楽!といいつつ帰宅したのであった。(なお、無事歌いました)

ありがとうみんな!!

さて、余談。

f:id:uzulla:20210404014940p:plain

唐突だが、プレイベント経由の駆け出し〜の人や初心者の人には「難しすぎる!」というコメントがあった。 アンカンファレンスで初心者向けのイベントもいくつかでてきたのだが、なかなかそれも難しいか。

とはいえ、「わからないことが多い」のは別にだれもがそこからなので、嘆く必要はないし、「それだけが」カンファレンスの楽しみではないのである。

っていうか、俺もだいたいわからんし、「へーすげー!」という感じです。なので、皆、安心してわからんをやってほしかったのだが、「わからんでいいんだよ」ということのシェアがたりてなかったかもしれない、これは反省すべき点かもしれない。

勿論、純然たる初心者コンテンツがすくないのも問題だといえるかもしれない…?どうかな?ただ、これは「初心者がいないのではないか」というトーク応募者の「想定」の問題でもあるのだ。

f:id:uzulla:20210404015050p:plain

ご存知かわからないが、トークは公募制であり、カンファレンス側がどうこうできない(例外はある)。よって、公募されたトークから採択されることになる。つまり無いトークは選べない。

何が言いたいかと言えば、「初心者がいます!」となれば、いきおい初心者向けの応募もふえるだろう(勿論主催が採択する時にも意識はいくだろう)、そういうことなのである。

多分、来年以降「初心者だけど参加します!!」みたいなツイートを、CFP(トーク公募)あたりの時期にすると、「なるほど、初心者向けトークをやるか」みたいになるし、「XXXがわからん!トークききたい!」とかツイートすると皆がそれをみて「よっしゃやるか!」となるのである。

まあ本当になかったら俺がやるよ!

(今「絶対だな!?」って声がどっかからきこえてきた気がする、怖い)

でもまあ、コミュニティ、コミュニケーションとはそういうものなのである。我々もがんばるので、初心者の皆様もぜひ「そういった形の参加」をしてみてほしい。今年はギリギリだったからね、アンカンファレンスくらいにしかなかった事実は受け止めていきたい。え?そもそもそういうのめんどい?いや、やってみると結構楽しいよ!ほんとほんと!

f:id:uzulla:20210404013556p:plain

次。「私の考える所の」コミュニケーションもっとできればよかったなとも思う。いや、できている雰囲気はあるし、コミュニケーションできた!という意見もみたので、それはそれで大変に幸いなのだが、「『私が』知り合いに挨拶できなかったな〜」っておもってた。これはまあ、私が下手なんだとおもってるが、オフラインより大変。

いやね、雑談部屋にいったら、きっと皆話してるかなっておもったんだけど、Muteが多い。いくら空気を読まないキャラの私も、あそこで延々独演はしたくない。おい、みんなマイクonでいいんだぞと!!などと勝手におもいつつ(なんなら言いつつ)。

ここらへんは勝手な願望だし、いつか解決されていく(していくんだ!)事だと思っている。そもそも、チャットでいいじゃんという意見もあるしね、それはそう。

ここらへんはDXだとおもっている。みんなが「オフラインからトランスフォーメーションできるか?」そういうことである。

DXは同じ様式(フォーマット)を「デジタルで疑似する」のはおそらく悪手なのだとおもう、DXってそういうもんだってきいた。「対面で音声会話」を模擬してもしかたないということである。

いやどうかな?まあとにかくDXしていくんだ。最近流行ってるし。スタッフ業的にはオンラインカンファレンスはすごく楽だし、DXされる可能性は結構あるんじゃないかとおもっている。

たとえばさ、リアルイベントだと絶対できないけど、オンラインイベントで、アンカンファレンス機能があるなら、ぶっちゃけ前後一週間くらいやってもいいってことじゃん?そういうのが様式の変化かなって。

f:id:uzulla:20210404014522p:plain

ただ、それは(トランスフォームといいつつも)オフラインカンファレンスを潰したり取って代わるのではなく、追加できる形になるんじゃないかなと…。色々なことをかんがえてはいる。まあ、単なる一人のスタッフの妄想だが。

ま、今回オンラインだった結果、初参加の人が「来場」については気後れはしなかったのかなとおもう。 あとは「交流」できおくれしないようになればいいな。あたらしいソーシャルグラフ形成(ネットワーキング)ってどうやってやればいいのかなあ?既存ソーシャルグラフの強化になってしまうのか?それは嫌だなー。まあアイディアマンがまた考えてくれるだろう。俺もかんがえたい、みんなも考えてほしい。

コロナが終わるまでにその答えがでるかはなんともいえないが、この特別な状況下で強制されたのを良い方向で受け止めてみたいと個人的には思った。

以上です

f:id:uzulla:20210404014238p:plain

まあなんか色々かいたけど、いつもならここから推敲するんだけど、推敲するのが大変なので、このままで失礼いたします。

主催の最後の言葉を借りるなら「また来年お会いしましょう」なんだけど、

できれば、それ以前にどっかでお会いしましょうね。ツイッターとかphpusers-ja Slackとか、はてブとか、まあ色々あるって。

やっていきましょう。

f:id:uzulla:20210404014603p:plain

(業務連絡:めっちゃチェックしましたが、きづいたら教えてください)

PHPerKaigiは来週末!!&先日の駆け出しエンジニアの方向けイベント、アンケート結果大共有!!

先日、PHPerKaigiのプレイベントとして駆け出しエンジニアなどの方向けのイベントを実施しました。

phperkaigi.connpass.com

当日の録画がこちらです、当日ご参加いただけなかった方もご覧いただけます。

www.youtube.com

開催中のチャットやTwitterにおいても手応えを感じるほど好評でしたが、あらためてアンケート結果などを共有します、これによりさらなる発展に繋げられればと思います。

その前に、大事なこと。

PHPerKaigi 2021。来週末にせまりましたがまだチケットは販売中です!

phperkaigi.jp

(主観で)三行でまとめ

  • 参加者100〜130名程度の内、30〜40人程度が非現役エンジニア(リアルタイムアンケより)
  • (イベント後のアンケート(1/4程度が回答)結果だけを見て)、全員が「とてもよかった」・「よかった」、95%以上が「期待に応えた」、「他の人にも紹介したい」7割「内容次第」3割
  • 「駆け出しエンジニアを忌避している感じが無くよかった」「オンラインだと心理的障壁が低くてよかった」「現役の一例を知れてよかった」などの感想

私の感想

私はこのイベントの前に色々と書いたのですが、

uzulla.hateblo.jp

当初の目論見であった

  • 知り合い以外にもリーチできるかな…? => ちゃんと一定数リーチできた
  • 安心して参加してみてほしいな… => 敷居が低く感じて頂き、ウェルカム感は伝わった
  • こういった内容は喜ばれるか? => 需要はあった、喜ばれた

という所は、アンケートや反応をみるかぎり達成できたかなと思います。よかった…。

ということで

これからの人へ、コミュニティからなんらか渡せる価値はあるのだなとおもいました。

勿論、「これが全体の大多数だ」「正しい(?)成功例だ」などと拡大解釈するつもりはないのですが、想像上でなく、対象が確実にいて具体的に感想をいただけた事は重要と考えています。

今回、PHPerKaigiというベースの上で告知し、こういったイベントをしましたが、別にPHPerKaigiだからという事はなかったと思います。 一部からは「別に初の試みではない」ということは重ねて指摘いただいています、ありがとうございます。 こういった取り組みがやはり必要なのだなと実感できましたし、全体が改善していくことを願ってやみません。

さて、イベント後アンケートをいただきました。あまり見かけない情報ですので(これも知らないだけだと言われればそうかもしれませんが)、公開する事も重要かなと思い、一部をシェアさせていただきます

アンケートより抜粋

※ 簡略化しております

このイベントの前にPHPerKaigiをしっていましたか?

  • 知っていた : 70%
  • しらなかった : 30%

年齢属性

  • 20〜30歳 : 約50%
  • 30〜40歳 : 約30%
  • 40歳〜 : 約20%

プログラミング歴

  • 〜1年 : 20%
  • 1〜2年 : 15%
  • 2年〜5年 : 23%
  • 5年〜 : 42%

実務経験

  • 未経験 : 20%
  • 〜2年 : 27%
  • 2年〜 : 53%

流入経路

※ 主なもののみ

  • 主催などのTwitter :40%
  • 友人のTwitter :21%
  • connpass(チケットサイト)のサイトやメルマガ :30%
  • 友人の紹介:15%

こういったイベントが今後あるとしたらどんな話が聞けると良いか?

内容が重複する所もありますので、分解・再編しております。こういったトピックが求められているのだ、と、参考になれば幸いです。

  • 未経験ゆえの不安・疑問

  • IT系のエンジニアとは、どういうものなのか?
  • 未経験はどう始めるべきか?
  • 未経験はいつまでならはじめられるのか?
  • 何を作るべきかわからない、どうやって見つけるべきか?
  • どこまでできれば「やっていける」のか?
  • どうすれば就職できるのか?
  • 現役からみて、駆け出しはどう見えるのか?
  • 経験談

  • 現役の方が駆け出しだった頃どうだったか
  • 受託開発等について、実体験
  • エンジニアのやりがいやモチベーションについて
  • リレーションシップ・コミュニティ系

  • コミュニティへどうやって参加すべきか
  • エンジニアのつながりの作り方
  • 新規参入者に対するコミュニティのあり方はどうあるべきか
  • キャリアパスや、人生設計等

  • 現役エンジニアのキャリア・将来設計はどうなっているのか
  • あくまで職業としてのエンジニアはやっていけるか
  • 健康や、学習方法などの自己管理方法

お礼

一般的に「アンケート」というものは面倒で避けられがちですが、その回答をもって相手はみなさんを「認識・把握」しようと努力しています。

アンケートをしないとあなたの像はつたわりませんし、ノイズ的なアンケートをすると、相手方は誤った「皆さんの像」をとらえてしまいます。

つまり、アンケートはみなさんにとって「相手に正しい認識をさせる」ために重要です。ぜひアンケートには回答することをおすすめします。

最後になりましたが、そんな面倒なアンケートに色々とご回答いただきました皆様、本当にありがとうございました。活かしていきたいと思います。

ぜひまたお会いしましょう!

再度の告知

PHPerKaigi 2021。来週末にせまりましたがまだチケットは販売中です!!!!

phperkaigi.jp

駆け出しエンジニアと幸せコンタクトは取れるか?あるいはPHPerKaigiの宣伝

ハロー、うずらです。

長過ぎるので結論から

phperkaigi.jp

PHPerの祭、PHPerKaigiが今年も3/26(金)〜3/28(日)で開催されます!チケット販売しています!今ならノベルティがついてきます

そしてそれに関連して、初学者、初心者、これからウェブ系エンジニアを目指す方や駆け出しエンジニアの方向けのプレイベントを3/3(水)に開催します!ぜひご参加を検討ください。

phperkaigi.connpass.com

f:id:uzulla:20210226191138p:plain

ここまでが本題です!

ここから以下は上記プレイベントに関する余談です。(イベントに対する事前の「お気持ち」なので、イベント内ではもっと別の話をします!)

「現役エンジニア」と「駆け出しエンジニア」が遭遇しない

これは主観であり、大げさに書いており、現実としては遭遇はおこっていると思います。ただ、私はお話した認識がありません。他の知り合いにも聞きましたが「駆け出しエンジニアで知り合いいる?」「知り合いにはいないなー、Twitterとかではみるけど」というのが結論でした。つまりあまり遭遇していないようです。

(まあ大企業の採用の人とかは遭遇してるんだとおもいますが。)なんで遭遇しないんでしょうか?

ところで「駆け出しエンジニア」とは?

どなたがつくられた言葉なのか存じませんが、キャッチーかつ、完全に地位を得たネーミングだとおもいます、すごい。日々ツイッターハッシュタグ付きで投稿する人を見かけます。大勢の人が努力しているのをみると結構感動しますね、みんな頑張っている、俺も頑張りたい。

「私がインターネットを見て思った」レベルでの定義では、大まかには新たにIT系エンジニアの職を得るために日々努力している人、あるいはその決心をした人達なのかなと思います。日々、自習やスクールでそのゴールをめざしているのだろうと思っています(拡大解釈的に、すでに現役の人も自称しているのは見かけます)。さらに狭めれば、Rails(Ruby)やPHP、VueやReactみたいな単語をよく見かけるので、おそらくWeb系が主なのかなと思います。

唐突ですが、私はウェブ系のエンジニアであり、それを生業としています。私の周りには同様にエンジニアが多数いて、日々なにかを作り続けています。よって、私や私の知り合いはいつか「今の駆け出しエンジニア」と仕事をするだろうと想像がつきます、未来の仲間になる方々ですね。

すると、いつか出会うであろう人達と話してみたい、という単純な欲求が生まれますね(後述しますが、これはエゴですけどね)。

力説しておきたいのですが、話したい=説教したいとかじゃないです。たとえば「フリーランスで1000万はないわ〜」とか(そもそも、無い話ではない)。悪い言葉遊びは「楽しい」のでそういったものをよく見かけてしまうでしょうが(よくない事ですね)そういう話ではないです。

同じ方向をむいた人と「最近どうよ?」と対話したいだけです。これはコミュニティ(後述)では普通なので、そういう発想になっているだけです。

(というか、「駆け出しエンジニア」コミュニティもそうですよね?ハッシュタグをつけて「最近やっていってるぞ!」という一種のコミュニケーションをしているんでしょうから)

f:id:uzulla:20210226190606p:plain

駆け出しエンジニアがコミュニティにいない?

私はPHPのコミュニティというものに所属しています(そう、私は考えています)。ここでいう「PHPコミュニティ」とは漠然としたもので、「〇〇会にはいっている」「✕✕に参加した」等とくくれるものではなく、「PHPに興味がある人」くらいのくくりになります。さらにいえば、別にPHPを書かなくてもPHPコミュニティに存在はできます(私の定義では)。

PHPは非常に人口の多い言語なのでコミュニティは大きく、そのコミュニティを対象に定期的にカンファレンスなどの「集まり」が開かれます。一つをとりあげれば冒頭のPHPerKaigiというカンファレンスがあり、私も例年参加、登壇(今年はテスト放送でしか登壇しませんが)し、スタッフです。それ以外にもPHPカンファレンスなどの千人〜規模のカンファレンスもあります。

で、そこにはたくさんの「PHPコミュニティに属する人」が来るのですが、「駆け出しエンジニアの人と会話してないな」と感じています。前述の通り、コミュニティには「PHPを書いていない人」もたくさんいるし、初心者・駆け出しエンジニアもいると「思って」います。しかし、お会いしません。本当に来ていない可能性もありますが、私が知り合いと話すのに熱中して駆け出しエンジニアの人とお話できてないんだろうか、あるいはトークだけ聴いて帰っているのだろうか、まあ色々想像できますがわからんというのが現在の感想です。

駆け出しエンジニアとハッシュタグつけてつぶやいている人のツイッターでフォローしている人をガーッとみると、もう全然景色ちがうんだろうなと思ってます。あー、これはなにもしないと会えないな、と思います。どうしたらいいの?

駆け出しエンジニアと幸せにコンタクトはとれるのか?

とにかくお会いできていません。しかし将来一緒に関わるであろう人と話したいんですよね。

…ところで駆け出しエンジニア側はどうおもっているかをここまで無視していますね?遠慮されているだけなら出逢えばOK!なんですが、先方が嫌がっていたら駄目ですね、私が話したいだけではエゴです。ここで「幸せにコンタクトがとれるのか?」というところにいきつきます。(考えすぎだと人からは言われましたが)

まず、(自分が現役エンジニアになってしまうと感じられませんが)「現役エンジニア」ってやつは怖い、癖がある、内輪のジャーゴンがある、等と思われがちですし、単純に避けられている可能性も否定出来ません。「成長してから話そうとおもった」というのは初心者の方からたまに聞きます、「何話していいの?」「いや、世間話からでいいのでは?」と私は思うのですが。そもそも懇親会というものが嫌いな人も多いし、廊下でいきなり話しかけるのは敷居が高い、当たり前ですね。

あるいは、「別に話すメリットがないよ!」ということも想像できます。そうですね、メリットのない人と話してもしかたない、という考えは理解もできます。

めちゃくちゃ主観でいうと、「話すと楽しいから話そう!」というのがあるのですが、余りにひどいので一旦よそにおいておいて、

もうちょっと客観視すれば、一応我々は「現役」ですので、なにか力になることはできないだろうかと少々偉そう(ヤダナー)なことを考えてしまいます。そう思っている人は結構いる…あ、我々っていうと主語がでかいな…。まあちょっと引いて、コミュニティに新人が増えることについて悪く思う人は少ないはず…です、まあ私はそうです。

(新参と会話するのに乗り気でない人もいます「人が増えるのはいいことだ、が、しかしノットマイジョブ」「人が増えるのはいいが、空気が余り変わってほしくない」みたいな意見もわかります。逆にそこの受け皿として昨今スクールなどが活躍しているとおもっています)

なんかめちゃくちゃに言い訳がましくなりましたが、「話してみたい人」は確実におり(まず、私がそうである)、さらに言えば僭越ながらなんらか手助けもしたい人も多い(ようにみえる)。

どうすれば力になれるかわかってないけど!

f:id:uzulla:20210226190749p:plain

力になるとは?

色々かんがえてみたんですが、駆け出しエンジニアの人に「何」をすれば応援できるかが見えませんでした。

これが伝わるかちょっと不安なので書いておきますが、「コミュニティに積極的な人間」は、多かれ少なかれ互助の精神を持つ方が大勢います。つまり、提供する内容はさておき助けていきたいわけです。対価なく。限度はありますが。

私なんかは話すのが好きなので、話すだけでもいいんじゃないかとおもいますが、まあもう一歩先を見据えるのも悪くない話です。

たとえば技術的なことをつたえればよいのだろうか、例えばすばらしいブログを書く?すばらしいトークをする?(それをYoutubeにあげる?)入門書籍を書く?あるいはエンジニアの人生知りたいとか、実際の労働現場を知りたいとか。

実際には「そんなものはすでに(あなたと話さなくても)山ほどあるよ」といわれるかも?駆け出しエンジニアの人はどうやら書籍やスクールに通って様々な情報を得ているかもしれません。(あとは、スクールなどにコミュニティが内包されており、そこで十分なのだ、という想像もしています)

ちゃんとした認識ができません…しかし「わからんので、コンタクトできん」というのはよろしく無い、机上で判明しないことは、やってみるしか無いですね。

(会話は「色々やってみれる」のが内容の決まったものとは違う利点ですね!相手の都合や反応に合わせてこちらも柔軟にかえられるので)

「…なんで?」

「なんでそんなに話し(?)たいんだ?カネでももらえるのか?」って思う人が多いかもしれないので、これも書いておきます。

話して(双方で)気に入ってもらえれば、コミュニティに人が増えるかもしれない。ただそれだけです。「コミュニティ」には「熱」が必要です。熱ってのは、大まかにいって賑わいです。コミュニティは流行っていない限り、放置するとだんだん人が減り、熱が下がります。そして漠然としたことをいえば熱は大きければ大きいほど良い。大きければ楽しい、技術情報もあつまる、市場規模が増える、カンファレンスの軽食が立派になる(???)。僕は多分コミュニティに対する愛が大きい方なので、そういうことを積極的にやってるだけです。

つまり私はお金をもらえたりしません!コンバージョンとかない!極端なこといえば、熱が持たれた結果カンファレンスがふえたりおおきくなったりでヘビーにボランティアすると自分の時間や金がかかります。ウケますね(修行僧かな?)

まあ〜長期的には「この言語は流行っている!」認定を得て、仕事が増えるなどのメリットもあるかも?感じたことはないですが。それは公共的すぎるし、景気をよくするとか世界平和を目指してるみたいなノリに近い。

「(情報のHubになることで)名前が売れて仕事がきたり執筆とかでお金になるのでは?」といわれたこともあるんですが…。うん、これは色々おもしろおかしく(?)説明してもいいんですが(っていうかそうでもしないとやってられんのだが)、「ならない」です。まあ「技術的な成長」をもって仕事が増える・転職に優位というのはまちがいないですが…そんな回りくどいことしないよ…。

ちなみにPHPコミュニティは流入も流出もめちゃくちゃ多く、結果の人口収支はニュートラルくらいだと思います。カンファレンスの動員数をものさしにするのがいいのかどうかわかりませんが、年で参加者数が半分になったり倍になったりはしていません。(他のだと倍も半分もあります。あと、コロナの都合があるのでここ1〜2年は役立たない)

あと、スクールがコミュニティになっていてもいずれは旅立つ母校であり、基本的にもどることはないとおもいます。しかしコミュニティは「うっすらしたもの」で、「地元」であり、生涯そこですごす人も、休みだけいる人も、出ていく人も、出戻る人もいます。

f:id:uzulla:20210226191523p:plain

駆け出しエンジニアが、コミュニティで駆け出すには?

ということで(?)最初にもどるんですが、初学者、初心者、これからウェブ系エンジニアを目指す方や駆け出しエンジニアの方向けのイベントをやってみたいなということになりました。ここに書きたかったけど書かなかった話もする予定です。ぜひいかがでしょうか。

phperkaigi.connpass.com

誠実ではあろうとしていますが手探りですし、まあ「あまりにも目耳を引かない」と何なので、就職とか、年収1000万の話題とかだしてみようかとおもいますが、とにかくファーストコンタクトです、斜に構えず礼儀正しくやろうと思っています。

本当に駆け出しエンジニアの方がきてくれるかはわかりませんが(見分けがつかない!)とにかくやってみます。よろしければご参加してみてください、そしてもしよろしければご意見をいただければと思います。

そして、「なんとなく、見ていただく」だけでもOKです(これ重要)。というのも我々がそちらを観測できなくとも、そちらからこちらを観測していただくだけでも将来につながるかなとおもっているので。

(なので、PHPerKaigiのプレイベントと銘打ってはいますが、まあ別にPHPerKaigiに興味がなくてもOKだなとおもってます)

まあとにかく結果にならずとも(なればなったで嬉しいですが)、まず怪我なく終わればいいかな!くらいの気負いでおります。

ここまでがエクストラな本題でした、ありがとうございます。

繰り返しですが、PHPerKaigiのチケットも売ってます!

phperkaigi.jp

さて、以下は「現役エンジニア」にむけたさらなる蛇足です。

「自分はこうだった」「生存バイアス」が強い話になります、ご了承ください。あと、世代や環境でも大きく変わるものですし、とにかく読んでいただいている人と完全に違った認識かもしれません(それの間違い探しのためにも前述のイベントなどをやるのですが)。

駆け出しエンジニアっていいムーブメントだなと思うこと

(このあたりは、人と話していてもコンセンサスがとれてないところではあるんですが)

現役エンジニアでもそうですけど、いやむしろ現役だとむしろ余計に「成果物」を出していくことには臆病になります。そういう意味ではコペルニクス的転換というか、成果物をださない(出してる人もいるけど、成果報告だけする)というムーブにみえておもしろいなとも思います。「やってるぞ!」って言うだけ、敷居がさがりますよね。GitHubに草生やすみたいなものか?

現役がなぜそういう事できなくなるかと言うと、強いクオリティ意識(?)みたいなものがあるのかなと思います。有名な逆ベル型の評価ですね「雑魚かプロ」

でも、いつしか「あーそんなことないな」と気づくことではあります。自分は普通、ちょっとすごい先輩も普通、『ロックスター』は依然スターですが、話してみるとただの人ですし、自分のほうが詳しい分野とかもでてきたりします。完璧超人はいない。そして9割は運。

f:id:uzulla:20210226190911p:plain

「駆け出しエンジニア」は最近生まれたわけではない

何が言いたいかといえば、現役エンジニアが「駆け出しエンジニア」にどういうスタンスを取るべきなんだろうかという話なんですが。(とる必要がある、ということにしておいてください)

たとえば、これやる必要がないな〜と個人的に思うのは、「自分たちの常識」をもっての「啓蒙」です。「あれやこれやは甘言」というのはまあそうだなって思うんですけど、ほんとに駆け出しエンジニアの方々がわかってないとは思いづらいんですよね。(期待値と現実のギャップは人それぞれでしょうが)

人間、「自分が何者であるか」「どこにむかっているか」というのがふわっとしてると何も出来ないですが、自己にラベリングすることで一定の制約をかけてわかりやすくすることができます。これが昔は「入門」「初心者」だったのが、ちょっと書き換えただけなのかなとおもっていて、初心者と違うのは「駆け出しエンジニアで頑張っている」というのを表明することが是という空気をつくられているようです。これは黙ってやるより、分かりやすくていい事だなとおもったりしています。

まあもちろん(?)取り巻くマーケ的な視点から辛辣にみれば「そういうラベリングした上で、双方のイメージを使い分け『させる』ことで、現場と断絶させ、現実との乖離を効率化してるんじゃないの?」という感想もありますが(これは前述のエンジニアの悪しき癖だな!)、それはよそに置きます(重ねていいますが、スクールは入門者を引き受けている時点で、根っこでは尊い行動だと思います)。

そもそも、価値観が同じ必要なんてないですからね、「エンジニアリングなんかこれっぽっちも好きでないが、収入を狙う」のも別にいい話だと思います、「それはしんどいぞ」とか私も思いますが、人生は運ゲーなので結果はわかりっこない。

というか自分もふくめてあらゆるエンジニアはどこかで勝手な夢をみて入門しています(※独自考察)。なので、ラベルやハデさはさておき昔から連綿と続いてきた事でしかないなとおもっていて、そこに今流行っているスタイルとして駆け出し〜があるのかなという捉え方です。

よって、彼らは「普通にウェブエンジニアを目指している人」だとおもいますし、こちらもそういうスタンスでいいんじゃないかなと思っています。なので、単に「初心者」をコミュニティに誘いたいだけでしかないんです(え?あの頃より意識ギャップがある?いやいや…昔も大概でしたよw)。

で、なにができるんだろうか?(完全に現役側の視点で)

エンジニアを職業としていくのに(主観ではありますが)なにが必要か、あるいは当時しっていればよかった、相談したかったということは、我々はある程度想像が出来ます(生存バイアス強めですが)。

そしてそれは「知ってからわかる」ことだったりしますので、「テックコミュニティにいて『得した!』と思った人」は誘ってあげたいと思うはずです(これもさらに生存バイアスや主観がひどい)。どうでしょうかね?私は誘ってみたいんですが。

ウェブ系のテックコミュニティは「受動的では効率が悪い」のはわりとコンセンサスがあるのかなと思っています。駆け出しエンジニアは主体的・能動的なのか受動的なのかわかりませんが、ツイートなどをしていることから「ひかえめな能動」なのかなと思っています。

「見てもらいたいけど、かまってはほしくはない、なぜなら面倒そうだしこわそうだから」というのはあ〜わかる〜という感じありますね。知り合いにはレスしてもらいたいけど!ファボだけついてほしい!こういうところはだれしも同じやな、と思います。

でも、さっさと話せるようになったほうが話が早くないですか?(主観)あと一歩で話す事はできるんじゃないか?と思って見ています。(無理にコミュニケーションする必要はないですし、コミュニティにはそういう「圧」はないんですけど、せっかくなので活用したら?という意味で)

f:id:uzulla:20210226191008p:plain

断絶とコミュニケーションのロスト

ただ、それでもコミュニケーションにせよ、成果物を公開することにせよ「怖い」「俺はまだ」という人はいます。それは現役エンジニアでも大差ないのかなと思います。むしろ駆け出しのほうがアウトプットしているまである。

そこで「圧倒的成果物(完成しない)をまってから」より、気軽な会話で「これどうよ」だとおもうんですよね。そういうのが気軽にできるのがコミュニティ(の一部)だと思うんですがどうですかね。

カンファレンスだって「すごく難しいことを言う場」ではないんですけど、多分そうみえちゃったりしてたりしてますよね。登壇することにギャップを感じてたりとか、フォロワー数とかで(虚像な)ギャップを感じてたりとか、なんかね〜そういうのよくない。

(と、いうとなんか「超えた人だからだ」っていわれるんですけど、みんな、超える前があるからな)

まあ〜〜、このエントリみたいな「(個々を無視して)大勢を十把一絡げにして捉えていく」のはあまりいい感じしないんですが、私にはPHPerKaigiの宣伝をしなければならないという大義名分があるのですよね!

なので臆面なくこういうことをしてもいいだろう、という事で最近おもっていたことをおおっぴらに書いてみました。(単にPHPerKaigiの参加者がふえればいいな〜という漠然とした目的を複雑にしている自覚はある)

ま、とにかく、最初にもどりますが、皆さんPHPerKaigi参加してみません?ということですね。

三度繰り返しになりますが、チケット売ってます!今年はリモート開催なので色々大変です!皆さんぜひ!

phperkaigi.jp

こちらからは以上です。

(本エントリの写真はPHPerKaigi 2020 の公式写真より 写真公開しました – PHPerKaigi スタッフブログ )